地域のみんなで笑う機会が少なくなった今だからこその「落語を聴く会」。今回は福光のふとみ山秋フェスタと南蟹谷まつりの2ヶ所で開催されました。
林家きく麿師匠は、九州出身で現在東京を拠点に活躍されています。林家木久扇師匠のお弟子さんで真打13年目の落語家さんです。南砺市はもとより、全国津々浦々に出向き楽しい新作落語を届けられています。
一昨年はコロナの影響で1年お休みしましたが、知人から紹介で開催した2018年のつながり寄席「古民家落語を聴く会」を皮切りに毎年南砺市に公演へ来られており、南砺来訪4度目の今回は初めて来られた柳家三語楼師匠とご一緒されました。
地元の方々との交流もいつも楽しみにしてきてくださるので迎える地元スタッフも、いい意味で気を張らずにお迎えできる気さくな師匠さんです。元々美味しいものが大好きな方なので落語会の終わった後の地域のふるさと料理や地酒を振る舞っての懇親会はいつも盛り上がって話が尽きません。
きく麿師匠に聞く、南砺市の魅力
そんな、きく麿師匠に「南砺市の魅力」をインタビューしてみました。
きく麿師匠:まず福光の道の駅が好き。生まれが九州だから地元にないような食べ物が沢山で楽しいですね。だいたい10月11月に公演に来ることが多いからかもしれないけど、空気が違う。朝起きて外に出た時の肌にあたる空気の感じが冷たくて凛としている。空気の色が綺麗だなと感じます。
水も美味しいし。食べ物も一つ一つがとても美味しい。ぎんなんも白海老せんべいも大好き!
落語を話している時、地域の人は気さくだけど恥ずかしがり屋の方が多いのかなと感じます。落語家の仕事としては、出会いが財産なので、地元の方々と顔見知りになって、年に1度会いに来れるのが、すごく楽しみです。今度は、公演会の後に一日南砺市を見て廻れたらいいな、温泉も是非入ってみたい。
南砺市の地域にある食文化や人との繋がりに惹かれて年に1度の落語会の公演を楽しみにこられている林家きく麿師匠。これからも、落語を聞く会としても沢山の地域の人や場所と繋がっていただいて、色々な場所で笑いの花を沢山咲かせてもらえたら嬉しいなと思っています。師匠、これからも応援よろしくお願いします。